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工事監理ってなに?


 初めてのことで・・・分らないことばかりが住まい造り。

 そこで、建築家の行う第3者工事監理の内容をまとめてみました。
これから建物を建築されてる方の参考になればと思います。

 あくまで、当アトリエの内容であり、当然、各建築家によって手法は違います。

 建物は人が造りますから、くれぐれも工事の方々とのコミュニケーションを大事に。


● 設計図面の完成 建築家・設計事務所依頼の建築は木造の40坪程度の住宅で図面が30枚程度となります。これは・・・
 ・詳しい部分まで図面化しないと同じ条件で数社から見積を取れない。
 ・工事監理が適切にできない。
 ・設計意図を詳しく伝える。・・・などの理由からです。
ちなみに建築確認申請必要図面は3〜4枚程度ですみます。


ここから工事監理が始まります

● 見積業社選定アドバイス 見積依頼業者業者を1社とするか、数社とするか?実施設計作業中にクライ
アントに検討して頂きます。
1社の見積の場合でも、設計書(設計者の作る工事見積書)を作成し、見積金額を
比較検討できる状態とします。(設計書の単価は今までのデーターから作成)
クライアントと設計者両方からの推薦によって選定することが良いと思ってます。

● 見積依頼書作成 依頼書には・・・
 ・建築主の住所TEL氏名
 ・予定工期や工事費の支払い時期などの見積条件・・・を記入します。

● 見積依頼
依頼業者には見積依頼書と設計図書をもって直接訪問します。これは・・・
 ・設計者としての熱意を伝える。
 ・会社及び担当者の雰囲気を知る。・・・などの理由です。
場合によっては工事現場を見せていただくこともあります。


● 見積質疑応答 依頼業者からFAXで見積書作成の質疑に応じます。
また使用材料の数量等を積算し、見積書チェックに備えます。

● 見積書受取り
業者さんには見積書提出時には設計図書を返却して頂きます。
見積書は2部提出頂きます。
ここ数年3〜4社見積で10〜30%の差がでてます。50%を超える場合もあります。
● 設計書(積算書)作成
実施設計後に今までのデーターを基に見積り積算をします。
設計書(事務所独自の工事見積書)作成により工務店1社見積りでも比較が可能
となり、妥当な工事金額を検討し、建て主の工務店選定や予算調整の資料とします。

● チェック・見積検討書作成 提出された見積書の細部検討。
 ・抜け工事、余計な見積、数量・単価等のチェック
見積検討書の作成・・対応と検討結果の報告

● 施工者決定打合せ 総合判断にてクライアントが決定。
契約時工事金額・支払い条件等の確認。

    内容によっては・・・
    ⇒● 
別業者に再見積依頼
  
● 工事金額調整 1社見積調整協議にはいる。
見積金額細部調整・契約条件の調整・工期の確認・工事体制の確認等々。
工事の注意点・問題点の洗い出し。

● 落選見積業者に結果報告 選ばれなかった業者さんに結果報告とお断り。
これは結構つらい業務です。


● 工事契約前打合せ 契約内容・書式・契約約款のチェック。
地鎮祭・上棟式の打合せ

● 工事契約 契約内容の再確認。
設計監理者として工事契約書に署名捺印。
工程の確認
● 地鎮祭・着工 地鎮祭立会い。
地縄確認(建物位置最終決定)、設計地盤高の設定。

●建築工事期間の工事監理
工事期間中は週1回以上の現場確認。
施工図・スケッチ等で現場の方々と
打合せを重ねます。


工事中の監理を総称すると・・・
●設計意図を施工業者に伝える
●材質及び色の決定
  (2週間に一度のクライアントとの
  打合せの中で決めます)
●工事が設計図書に合致しているか
  どうかの確認
●施工状況の確認
     ・・・ということになります。



● 工事完成 ・竣工写真撮影
● 工事完了検査 ・完了届け申請・検査立会い・検査済証受取
● 手直し工事チェック ・内外装の外観検査、建具・設備等の機能検査
・工事監理報告書作成
● 工事引渡し ・工事監理報告書提出・説明
・完了検査の報告
・手直し工事・追加工事等の確認

・使用説明の立会い
● 手直し工事最終確認
● アフターの相談・アドバイス


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