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おやじが冒険家になった時
1998年福島JCニュース掲載
 思えばとんでもないことをしたものだ・・・今年、福島青年会議所は35周年を迎えますが、5年前〜Still young at 30th〜(30年たってもまだ若い)のもと、30周年行事を行いました。それから4年後、この言葉が私を冒険へと導いたのです。
 
 昨年夏、39歳になった日、娘からつがれたワインを片手に、月日の流れの速さを改めて感じました。丁度その頃、日本人が歩いて北極横断という挙のニュ−スが流れており、酔いも重なり、自分も「39歳になってもまだやれる」と思ってしまいました。一晩かけて東北一周バイクで制覇、を決意。しかし、問題があります。私は原付自転車(50ccバイク)しか免許もバイクも持
っておりません。しかもその50ccは12年前に購入し、ここ2年動かしたことがありません。
 でも冒険家にとって、そのような困難は問題ありません。次の日、バイクを修理し、ちゃんと保険にも入りました。

 あくる日から、盆休みを利用し、宿泊地未定の3泊4日の旅。

    出発時、走行メ−タ−   4082.5 km。  朝8時快晴。
    一日目−福島・仙台・平泉・盛岡。
    二日目−盛岡・弘前・五所川原・(間違って竜飛岬方面
          へ行き、再び)五所川原・能代・秋田
    三日目−秋田・(チェーントラブル)鶴岡・新潟。
    四日目−新潟(オイルなくなりストップ)・会津・郡山・福島  
     その間、気づいたのは、
       1.冒険家は孤独である。
       2.原付はガソリンが5リットルまでしか入らない。  
       3.日本海側はガソリンスタンドが少なく、コンビニ
         も少ない。
       4.オイル切れだと走らない。                                 
       5.国道を走るのは怖い。
       6.人の親切が身にしみる。
       7.ライダーはみな仲間。                 
       8.東北は山が多い。
       9.風のにおいの心地よさ。・・・です。

 走行時は何故こんなことをしているのか自問自答し、スタンドでは驚かれ、人々のやさしさに触れました。途中、反対車線に500ccクラスのバイク20台程の集団から何度か挨拶を受け、50ccバイク1台で挨拶を返す。
 二日目からはライダーの仲間入りです。
 四日目、福島に着いたのは、18時20分。走行メーターは5326.3Kmで、東北7県
一周1243.8Km、ガソリン代3046円でした。
たった4日で福島がいつもと違って見え、雨までが私を迎えてくれます。

 今年40歳となり、青年会議所卒業予定ですが、まだまだ冒険は、続きます。「40歳になっても、そして80歳になっても、まだまだ若いんです」 でも皆さん、くれぐれも冒険はほどほどに・・・・・・・。 

2002年8月  家族に「建築家こそが冒険だから・・・」と、釘をさされています。

2008年7月  あれから10年。それ以来バイクは一度も乗っていません。




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